Re: LLMプログラムについて・・?


前のページへはブラウザの『戻る』ボタンをご利用ください
[ Follow Ups /この投稿へのコメント一覧 ]
[ Forum ] [ 投稿ガイドライン ]

Posted by CyberLaw on February 12, 1999 at 15:55:18:

In Reply to: LLMプログラムについて・・? posted by きたこ on February 06, 1999 at 01:35:22:

> 初めてメッセージを出させていただきます。私は今大学3年生で、法学部です。
はじめまして

> 卒業したらアメリカの大学院に留学したいのですが、専攻のことで悩んでいます。
> 将来的には、国際経済や国際取引に関係することをしたいと思っていますが、
> 大学院に行って、法律と経済のどちらを専攻すべきか決めかねています。
> LLMプログラムは1年だというので、経済的にはそちらのほうへ進むほうがいい
> 気がします。その場合は国際経済法などを学ぼうかと思っています。
私は、昨年6月にLLMプログラムを終了しました。
で、LLMプログラムの位置づけについて、最初にお話ししたいと思います。
通常、アメリカの学生がJD(直訳すると法学博士ですが、実際は法学士号)を修得後は、ほとんど全ての場合、弁護士となっていきます。研究者を目差して残る人はあまり多くはありません。この辺は日本とも事情は同じだと思いますが・・・
LLMプログラムは、アメリカ人の場合、JD修了者がすすむ法学修士課程ですが、JDからいきなりLLMという人は少ないです。通常は、何年か弁護士として働いた後に、キャリアアップの為に、一旦仕事を辞めてLLMに進むという人が一般的です。例えば、「弁護士を開業して以来税金関係の仕事を中心にやってきたが、一度その分野についてより深く学んで本当のプロになろう」とか、「JDをとった学校はあまり有名なところでなかったので、有名な学校でLLMをとって転職しよう」とかそんな感じの人が多いです。
日本人を含め、外国からの留学生も、弁護士さんとか、企業の法務担当者だとか、既に実務経験のある人が多いです。
と、こう書くと学部卒業後直ぐに留学することに対してネガティブな印象を持たれるかも知れませんが、決してそう言うつもりではないことはご理解下さい。アメリカのロースクールで授業を受けるのは、正直大変です。アメリカ人でさえ、ノイローゼになる人も出るぐらいですから。特に外国人が、英語で授業を受けるというのは、しかも教授法が全く異なることも併せて、かなり大変です。その意味では、出来るだけ若いうちに、エネルギーも一杯ある内に留学するのは絶対楽です。むしろ、実務経験者ばかりの応募者の中で、却って新鮮に映ることも考えられます。ただ、留学されてから、とまどわれる事がないようにと思い、老婆心ながら大抵のLLM課程の現状をお知らせしたまでです。

> でも、経済の方が後々、就職のときには必要とされる気もします。
> 特にCPAとか、今求められてると聞きますし・・・。
CPAというのは公認会計士資格ですよね。
資格という点では、LLM課程に進んだ場合、基本的にはニュヨーク州の弁護士資格にチャレンジすることができます。(ただ、色々と手続がらみのややこしい話しがありますので、実際に留学される前に学校に詳しく相談されることをお薦めします)
この資格があっても、ニューヨークで弁護士を開業するのでない限り直接のメリットはないはずですが、多くの人が受験します。
もちろん、それをもとにニューヨークで働くという人もいますが(ただ、言葉の壁で、本気で就職するのは極めて難しいです。弁護士になるのは、アメリカ人の中でも特に弁の立つ人な訳で、そう言った人と英語で丁々発止が出来なければならないわけですから。)、日本へ帰る人が多いと思います。(弁護士事務所や企業からのは嫌悪人が多いので、そのままもとの職場に戻るというのが一般的でしょうか。ただ、帰る前1年ほどアメリカの事務所で研修する人も多いです。)
日本の弁護士事務所でこの資格がどう評価されているかはよく分かりませんが、企業の法務部門などでは、好まれるとも聞きます。(資格が直接的なメリットに繋がると言うより、アメリカ法の基礎を学んだ証としてという意味のようですが)

> どういうことを勉強したのか、また帰国した後(あるいはアメリカで働いていら
> っしゃるかもしれませんが・・・)どのような職についたのか、
> 一言教えていただければ、嬉しく思います
国際経済法と言った分野は私の専門ではありませんので、詳しくはお答えできませんが、基本的にLLMの場合最低限の要件をも満たせば、自分の好きな科目を受講できます。どちらかというと、広く浅くよりも、深く狭くの人が多いです。例えば、私の場合は、必須科目以外は基本的に知的財産権がらみに集中しました。また、大抵の学校では、自分が選んだテーマについての修士論文の提出が求められます。
あと、経済学分野にも興味がおありでしたら、「法と経済学」という、経済学の分析手法で法律問題を検討する学問がこちらではかなり流行で、大抵の学校に講座があると思います。

バラバラと長くなってしまいすみません。
何かご質問があればどうぞ。

では頑張って下さい。




Follow Ups /この投稿へのコメント一覧





このページは閲覧のページです
ご投稿は Forum へおこしください





前のページへはブラウザの『戻る』ボタンをご利用ください
[ Follow Ups /この投稿へのコメント一覧 ]
[ Forum ] [ 投稿ガイドライン ]