Re: ボランティア 国際交流...


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Posted by AMITY on November 02, 1997 at 23:13:40:

In Reply to: Re: ボランティア 国際交流... posted by eriko on November 01, 1997 at 05:30:35:

erikoさん こんにちは。

いろんなことを考えるきっかけになる貴重なコメントありがとうございます。
よい機会ですので、私自身も考えながら、今の意見をできるだけ多くの方にわ
かっていただけるようにコメントしたいと思います。

>> : ボランティア団体、国際交流団体などの名目で、高名な理事を並べて権威づけ
>> : するような団体がそれですが、そういう団体の広告宣伝費や、理事への報酬な
>> : どは企業からの寄付だけではなく、プログラム参加者の参加費用からも捻出さ
>> : れることを承知する必要があると私は思っています。
>> : それを承知のうえで、その団体を応援する意味から高額の参加費用を支払うの
>> : でしたら問題はないでしょう。

>> そういう企業を見分けるような方法はあるのでしょうか?
>> こういう風に書かれると今から国際交流する人たちの誤解を招くようなきがします。
>> なかにはいい企業もあるとおもいますから。

私は「良い」「悪い」という表現は極力使わないように心掛けています。
それは「いい企業」「良い団体」という抽象的な表現では話しが上手く伝わら
ないと思うからです。また「良い」というのは受け取る人の基準によっては
「悪い」になり得るとも思っています。
やはり「良い」「悪い」はそれぞれの、その時の基準によって判断すべきこと
です。人の基準を知ることは判断の参考にはなるとは思いますが、あくまで参
考であって、人の基準で判断してはいけないと思います。

このような前提で、私の意見もどなたかの判断の参考にしていただけるのでは
ないかと思い、ボランティア団体、国際交流団体についてもう少し掘り下げて
みたいと思います。


プログラム参加者への説明や対応が丁寧で、的確に手続きが行なわれ、現地な
どの手配が正確かつ迅速である団体が「良い」の前提になっているということ
は、おそらく誰しも共通する意見であろうかと思います。
しかし、それは「良い」の前提であって、それだけで「良い」とは言えないと
思います。

この Webの「留学のヒント」にも同じようなことを書きましたが、「海外で日
本の文化を教える」「ボランティアをしながら交流する」というような制度は、
ただの留学と違う崇高な目的を感じさせてくれます。日本のことを知らない人
に何かを伝えお互いに理解を深めたり、老人やハンディキャップを抱えた人の
役にたちながらの交流、発展途上国で現地の人の生活に密着した活動を行うこ
となどとても良い制度であると思います。

その目的のために、渡航する航空運賃や生活のための家賃、滞在費が必要なの
はわかります。現地で活動するためには、なにがしかの手配や手続きも必要で
しょうから、それに費用がかかることも想像できます。
ですが、どう考えてもそれら費用をおおきく上回る金額を要求する団体が存在
します。崇高な目的への付加価値代金ともいうべきプレミアが付けられている
のでしょうか。
また参加前のカウンセリングや事前研修という名目で、追加費用を徴収する団
体があります。そういう名目での追加費用は、当初は必要ないと思っていたに
もかかわらず、もう引き返せない時期になったから「みなさんにお支払いいた
だいておりますので...」という理由で押し付けられることもあるのです。

世の中には、ボランティア団体、国際交流団体の理事、役員であるということ
によって、社会的ステータスを得ようという人。また高名な肩書を貸すことに
よって団体から報酬を受けている人が存在します。

そういう誰がか関わっているからイケナイ団体であるとは言いません。
団体が活動するために社会的認知は必要である思いますので、そういうアピー
ル方法も必要であるかもしれません。
しかし、そのために参加費用が高額になっているのはどうかと思うのです。


私が言いたいことを、これを読んでいただいている少しでも多くの方に、より
わかりやすくご理解いただけるよう身近な事例で説明してみることにします。

例えば「バッグ」です。新しいバッグを買うことになったとします。
モノさえ入れればいいんだから、素材やブランド、デザインにこだわらず「で
きるだけ安くてでっかいバッグ」が欲しいという人がいるかもしれません。
別の人は、どうせ買うんだから「雨にも強く耐久性があるバッグ」を多少高く
ても欲しいと考えているかもしれません。
中には「このブランド」の「このデザイン」を「この店」で買うからこそ高く
てもいいんだというこだわりを持っている人もいることでしょう。

多くのバッグがこの世にあることを承知で、それぞれの趣味やふところぐあい
にあわせてバッグを選ぶことができる。それが大切なのではないでしょうか。

素敵な旅行を思い付き、いま駅のホームで電車をまっているとします。
心のリフレッシュや新しい出会いなどの期待に胸ふくらませ、長距離列車のチ
ケットを握り締めています。
そこで何らかの理由、例えば持ってきたバッグの取っ手が外れた、荷物が増え
て必要になったなどの理由で急にバッグを買おうと思ったとします。
ホームには売店があります。売店に行くと運良くバッグが置いてありました。
しかし、デザインや品質は申し分ないのですが、とても高価なバッグしか置い
ていません。ためらうあなたに売店の女性が親切にこう言います。「いま電車
に乗ろうとしているのですから悩んでもしかたがありません。とても良い品質
で、結局長く使えてお得です。みなさん納得して買っていかれますよ。」

私は「ビール」と「おつまみ」を買おうとちょうど同じ売店に立ち寄りました。
たまたま通りかかった見ず知らずの私にアドバイスを求める旅人はいないでしょ
うが、もしそんなことがあったとしたら、私はこう言うと思います。
「この電車のなかでそのバッグが必要なんだったら高くても買う必要があるで
しょう。でも、目的の駅には欲しいと思うデザインのバッグが安く買える店が
あるかもしれません。それに電車を遅らせれば、改札を出て買ってくることだっ
て出来ますよ。」

つまり、選択の余地が無いような状況で判断するのではなく、多くの選択肢が
あることを知ったうえで、気に入った選択をするべきだと思っています。

>> 私の友人で先月植林のボランティアに行った人がいます。
>> 費用的な事は詳しく分かりませんが、とても良かったといっていました。
>> その点は、まず普通の旅行では行かないようなところにいけた事、それに現地の人と
>> の交流、そして安全の確保だそうです。
>> 彼女が選んだのは世間にも知られている企業でした。
>> 彼女はお金を払っただけの価値はあったと言ってました.。
>> 費用を払うとき高いと思うか安いと思うかは参加する本人によって決まるのではない
>> でしょうか。

このような経験は人生にとって尊い貴重な経験であると思います。
高いと思うか安いと思うかについても、本当にその通りだと思います。
そういう判断はそれぞれ納得できるかどうかであって、参加者本人以外があ
れこれ無責任に言ってもしかたがないことであると思います。


ただ、私がプログラムに参加したいという希望をもった人に言いたいのは...

例えば、バックパッカー(バックパックを背負って山野を歩く人)が安売り
ですぐに壊れそうなリュックサックを買うのも、高級ブティックに行って
ルイ・ビトンのリュックサックを買うのも自由であるけれど、目的と必要に
応じた適正な品質と価格のリュックサックを見つけて欲しい。

                         ...ということです。



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